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    日本の怖い話 第104話 もどり五斉


     むかしから旧の六月二十五日、二十六日は五斎(ごさい)の日といって、海女(あま)たちが海へ潜らない日と言われています。
     それはサメが沖にいて、海女たちを飲み込んでしまうからだとか、また城ヶ島(じょうがしま)に住んでいる大蛇が沖へ出て来て、海女を飲み込んでしまう日だと言われているからです。
     そのために村人たちは、城ヶ島を蛇ヶ島(へびがしま)だと恐れて、この付近に行こうとする者は一人もいませんでした。

     ある日の事、海女たちは一度大蛇の姿を見てみようと、大勢で島に渡りました。
     そこで一番の磯かつぎ(いそかつぎ→磯でえものをとるのが上手な)の海女が、海の底に潜って確かめる事にしました。
     海女が海底へ潜って行くと、美しく光り輝くみこし車に乗ったお姫さまが現れて、
    「いつまでも海女などをせずに、この海底で暮らしませんか。そうすれば、アワビやサザエがどんなに喜ぶ事でしょう」
    と、言ったのです。
     でも海女は、
    「いえ、わたしが海女をやめれば村人たちは食べて行けなくなるので、海女をやめる事は出来ません」
    と、答えました。
     するとお姫さまは、
    「ですが、アワビやサザエがかわいそうではありませんか。自分たちの為に、他の命を奪っているのですよ」
    と、言って、みこし車の中から大きな蚊帳(かや)を出して来て、いきなり海女の頭からすっぽりとかぶせたのです。
     蚊帳をかぶせられた海女は海底へと引き込まれて行きましたが、海女は持っていたカマで蚊帳を切り破ると、大急ぎで逃げ出しました。
     そしてやっとの事で、大島の近くまで逃げて来ると、
    「今日は城ヶ島の神さまと、大島の神さまが夫婦になられる日だから、ここを通っちゃいかん。七本組のサメがお使いとしてついて行くぞ」
    と、言う声が、どこからともなく海女の耳に聞こえて来ました。

     その頃、村ではみんなが、
    「海へ潜って行った磯かつぎの海女が、まだ帰って来ないぞ。どうしたのだろうか?」
    と、騒いでいました。
     すると、沖の方から来る海女があったので、さっそく漁夫が舟を近づけると磯かつぎの海女だったのです。
     漁夫は急いで海女を舟に乗せて、村に引き返しました。
     海女が村へ戻って来た日が、五斎の日よりも一日過ぎていたので、村人たちはこの日を、
    《もどり五斎日(ごさいび)》
    と、いう様になりました。
     それれからというもの、海女たちはこの島近くへは磯とりに行かなくなったという事です。
        おしまい








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