2018年11月


    怪談百物語 第23話 : 井戸から聞こえる悲鳴



    (出典 www.utsube.jp)


    むかしむかし、羽後の国(うごのくに→秋田県)の大館(おおだて)に、長山武太夫(ながやまぶだいゆう)という剣の名人がいました。
     その名は国中に知れわたり、武太夫の道場には、全国から入門を願い出る者が大勢集まってきました。
     武太夫は気立ての良い奥さんと数多い弟子に囲まれて、とても幸せでした。
     ところが武太夫にはひとつだけ、人に言えない悩みがありました。
     それは、一人娘のみさおが生まれて一年もたつというのに、泣きもしなければ笑いもしないのです。
     あちこちの医者や占い師にも見てもらいましたが、どうして声を出さないのか、さっぱりわかりません。
     それでもみさおは病気ひとつせずに、すくすくと育っていきました。

     さて、みさおが二歳になった春の日の事。
     女中のお松が温かい庭先で、みさおをおぶって子守りをしていました。
     庭のすみには大きくて深い井戸があり、水面はいつも鏡のように澄んでいます。
     お松も年頃の娘なので、ときどき井戸に自分の姿を写しては、身だしなみを整えたりしていました。
     今日もお松は、みさおをおぶったまま井戸をのぞきました。
     するとそこには、若い娘の顔がありました。
     色が白くて目が大きく、とても美しい顔です。
    「きれい。まるで、わたしの顔じゃないみたい」
     お松はうれしくなって笑いかけると、水面の顔も笑います。
     それを何度か繰り返しているうちに、背中のみさおが『くすっ』と笑ったのです。
    「おや、みさおさまが声を出したぞ」
     お松は、もう一度みさおを笑わせようとして、井戸の上に身を乗り出すと、
    「ほれほれ、みさおさま、ばあーっ」
    と、肩をゆすったとたん、みさおがするりと井戸の中へ落ちたのです。
    「しまった!」
     あわてて助けようとしましたが、お松の力ではどうする事も出来ません。
    「誰かー! 誰か来てー!」
     お松の悲鳴を聞きつけ、武大夫や弟子たちが庭へ飛び出してきました。
    「どうした!」
    「み、み、みさおさまが・・・」
     お松は震える手で、井戸の中を指差しました。
     すぐに弟子の一人が井戸に飛び込み、水の底に沈んでいたみさおを助けあげました。
    「水を吐かせろ!」
    「体を温めろ!」
     みんなは必死でみさおを介抱しましたが、駄目でした。
     武太夫と奥さんは、冷たくなったみさおにとりすがって、声をあげて泣きました。
     あまりの出来事に、お松はぽかんとつっ立っています。
     やがて立ちあがった武太夫は、すさまじい顔でお松をにらみつけると、
    「お松、よくも大切な娘を殺してくれたな!」
    と、言うなり、お松の顔を力いっぱい殴りつけました。
    「許してください! 許してください!」
     でも武太夫の怒りはおさまらず、お松を引きずり起こすと井戸の中へ突き落とし、近くにあった大きな石を持ち上げて、お松の上へ力いっぱい投げ込んだのです。
    「ぎゃあーっ!」
     お松の悲鳴が、井戸の中からわきおこりました。
     それには弟子たちも驚き、
    「先生、このままではお松が死んでしまいます」
    と、言いましたが、武太夫は、
    「かまわん、ほっておけ!」
    と、言ったきり、みさおを抱き上げて部屋に閉じこもってしまいました。
    「お松を、はやくお松を助けるんだ!」
     弟子たちが、急いでお松を引きあげましたが、お松は血まみれになって死んでいたのです。

     そんな事があってから、この道場に、おかしな出来事が起こる様になったのです。
     夜中に、井戸の中から、
    「ぎゃあーっ!」
    と、言う悲鳴が聞こえてきたかと思うと、急に明かりが消えて、部屋の中に血だらけのお松が現れ、武太夫の顔を見て笑いかけるのです。
    「おのれ、まださまようているのか!」
     武太夫が刀で切りつけましたが、まるで手ごたえがありません。
     いかに剣の名人でも、幽霊を切る事は出来ませんでした。
     怖くなった弟子たちは、みんな道場を出て行ってしまいました。
     そしてある晩、武太夫の屋敷が火事になり、武太夫も奥さんも召使いも一人残らず焼け死んでしまったのです。
     今でもこの屋敷の跡には、お松の霊をなぐさめる小さな地蔵がたてられています。
     そしてそばにある大きな石は、井戸から引きあげたものだということです。
       おしまい







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    (出典 www.nikkei.com)


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    (出典:ライフ総合(bizSPA!フレッシュ))



    (出典 xn--zck8ci9591bzonbkq1xt.com)


    大河ドラマの「軍司官兵衛」(’14)に出させていただいたときに、中谷美紀さんとお芝居をしたんです。そのときに、私は泣く場面ではなかったのですが、中谷さんの発した言葉を聞いて涙が出たんです。セリフの言葉自体がどうとかではなく、感情が心に突き刺さりました。
     本当に衝撃的な出来事で、あの感覚はいまも忘れていません。こんな女優さんになりたいと強く思いました。

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    歌手で俳優の及川光博(49)と女優の檀れい(47)が28日、離婚したことを所属事務所を通じ発表した。同日、都内区役所に離婚届を提出し、慰謝料・財産分…
    (出典:エンタメ総合(オリコン))



    (出典 shirumono.up.seesaa.net)


    歌手・及川光博と女優の檀れいが28日、離婚したことを発表した。所属事務所を通じて報道各社にファクスを送付し、連名で「それぞれの未来のために二人でよく話し合った結果、本日離婚届を提出しました」と報告した。
     所属事務所によると、及川はこの日都内の区役所に離婚届を提出。慰謝料、財産分与はなく、離婚に関する会見の予定もないという。

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