2019年10月



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    日本のふしぎな話 第21話 嫁さんになったイチョウの木の精



    (出典 conceptgreen.jp)


    むかしむかし、ある村に、若い木こりがお母さんと一緒に住んでいました。
     ある日の事、今まで行ったことのない山へ行き、道にまよってしまいました。
     どうしようと思いながら歩いていると、遠くのほうに家のあかりが見えました。
     木こりが大喜びしてあかりのほうへ近づいて行くと、山の中とは思えないほどりっぱな家がたっていて、中から美しい娘さんが出てきました。
    「帰り道がわからなくてこまっています。今夜一晩とめてください」
     木こりがたのむと、娘さんは、
    「なんのおかまいもできませんが、どうぞえんりょなくとまっていってください」
    と、言いました。
     娘さんはおやじさんと二人で住んでいて、二人とも木こりをしんせつにもてなしてくれました。
     見れば見るほどきれいな娘さんで、木こりはこの娘さんがすっかり気に入ってしまいました。
     そこで思いきって、おやじさんにたのんでみました。
    「どうか娘さんを、おらの嫁にください」
     するとおやじさんも、木こりが気に入り、
    「大事にしてくれるなら、娘をあげよう」
    と、言ってくれたのです。
     木こりはとびあがって喜び、次の日、娘さんをつれて家に帰っていきました。
     嫁になった娘さんは、気だてがよくて、大変な働き者でした。
     木こりもお母さんもうれしくて、毎日が夢のようにすぎていきました。
     でもどういうわけか、娘さんの体はいつもつめたくて、まるで木にふれているみたいです。
     ある年の事、碁(ご)の好きな殿さまが、碁盤(ごばん)をつくることになり、
    《見事なイチョウの碁盤をつくったものには、ほうびをつかわす》
    と、いうおふれを出しました。
     それを聞いた木こりたちは、いっしようけんめいイチョウの木をさがしました。
     でも碁盤にできそうな木は、なかなか見つかりません。
     ところがこの若い木こりは、娘さんの住んでいた山の中で大きなイチョウの木を見つけました。
     木こりはよろこんで、そのことを嫁さんに話しました。
     すると嫁さんは、青くなり、
    「あのイチョウの木を切るなんてとんでもない! ほうびはほしくないから、やめてください!」
    と、言いました。
     それでも木こりはほうびがほしくて、その夜、嫁さんの止めるのも聞かずに飛び出して行きました。
    「よしよし、これほど見事な木なら、すごい碁盤ができるぞ」
     木こりはさっそく、木を切りはじめました。
     一晩かかって、やっと切り倒すと、その木を運びだすため家に戻ってきました。
     ところがどうしたのか、嫁さんの姿がありません。
     目をまっ赤になきはらしたお母さんが、ふとんの前でボンヤリとすわっています。
    「どうした? おっかさん」
     するとお母さんは、なみだを流して言いました。
    「お前が出かけてから、嫁がひどく苦しみだしてな。ふとんに寝かせてせなかをさすってやったが、みるみる細くなって、とうとう消えてしまったんじゃ」
    「・・・もしや」
     木こりも、ないてくやしがりました。
     嫁さんは、イチョウの木の精だったのです。
       おしまい








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