2020年01月



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    日本の民話 第49話 友助タヌキ



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    むかしむかし、あるところに、息子に先立たれて一人ぼっちになったおばあさんがいました。
     おばあさんの家の裏には穴があって、一匹の古ダヌキが住みついています。
     タヌキは人間にあこがれていて、拾った数珠を首にかけると、毎日かかさず神さまに祈っていました。
    (神さま。あっしを人間にしてください。この願いが叶うのなら、どんな事でもしますので)

     ある日の事、おばあさんの家に首から数珠をさげた友助と名乗る若い庭師がやって来て、庭の手入れをしてやると言いました。
     年を取って庭の手入れが出来ないおばあさんは、大喜びです。
    「友助さん、ありがとう。これは、庭の手入れのお代金です」
     おばあさんがお金を渡そうとすると、友助は言いました。
    「いえいえ、お代をいただこうとは思いません。お婆さんには、いつもよくしてもらっていますから」
     友助は一生懸命に庭の草むしりや木の枝を刈って、庭をすっかりきれいにしてくれました。
    「友助さん、おかげで庭がきれいになりましたよ。でも、どうしてこんなにも親切にしてくれるんだい?」
     おばあさんが不思議そうにたずねると、友助は言いました。
    「実は、あっしは裏庭の穴に住まわせてもらっているタヌキでございます」
    「えっ、タヌキ? とてもタヌキには見えませんよ」
    「では、証拠を見せましょう」
     友助は自分の手に墨をぬって、紙にぺたんと手形を取りました。
     すると不思議な事に、友助の手はちゃんとした人間の手なのに、紙についた手形はタヌキの足の形をしているのです。
    「まあ、本当に裏庭のタヌキかい。でも、タヌキでも話し相手が出来てうれしいよ」
     おばあさんは喜んで、それから毎晩そばがきとお餅を用意して、友助タヌキが来るのを待つようになりました。
     友助タヌキもおばあさんが喜ぶのがうれしくて、毎晩やってくると動物たちから聞いたおもしろい話をおばあさん聞かせてあげました。

     さて、初午(はつうま→二月の初の午の日で、全国で稲荷社を祭る日)のお祭りの日、おばあさんは小豆のかゆをたくさん炊いて友助タヌキが来るのを待っていました。
     ところがいつまでたっても、友助タヌキは現れません。
     真夜中になってやっと現れましたが、友助タヌキはひどく落ちつかない様子です。
    「友助さん、どうかしたのかい? 何か心配事でも?」
     おばあさんがわけをたずねると、友助タヌキは悲しそうな顔で言いました。
    「実は、もうすぐわたしは鉄砲で撃たれます。
     玉は急所をそれて命は助かりますが、そのすぐあとに落とし穴へ落ちるでしょう。
     でも、それで死ぬわけではありません。
     穴からもすぐに出られますが、そのままオオカミのいる森に迷い込み、逃げ回っているうちに罠にかかます。
     あっしの命は、それまででございます」
    「友助さん。
     そこまでわかっているのなら、ずっと家にいればいいじゃないの。
     家にいれば猟師に見つからないし、鉄砲玉にも当たらないし、落とし穴にも落ちないし、オオカミの森にも迷わないし、罠にかかる事もないのだから」
     おばあさんはそう言って友助タヌキを引きとめましたが、友助は悲しげに笑いながら言いました。
    「いいえ。こいつは、あっしが人間に変わる事が出来た代償なのですよ。
     神さまに、そう約束したのです。
     だからどこへ隠れても、結局は死ぬことになるでしょう。
     ・・・それよりおばあさん、今夜はあっしが一世一代の大化けをやってお見せしましょう」

     その夜、友助タヌキは持っている全ての力を使って、大むかしの合戦の様子をおばあさんに見せてくれました。
     そうして朝になると友助タヌキはどこへともなく姿を消して、二度と帰って来ませんでした。

     それからしばらくして、猟師がタヌキの毛皮を売りに来ました。
     そのタヌキの首には、あの数珠がさがっています。
    「ああ、これは友助さんだよ」
     おばあさんは猟師からタヌキの毛皮を買い取って、茂森山の観音さまでお経を読んでもらいました。
     そして友助タヌキが再び人間として生まれ変われる様に、心から祈りました。
       おしまい








    (出典 www.zwei.com)



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