2020年09月



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    日本の民話 第381話  一休さんの、サルの恩返し



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     むかしむかし、一休さん(いっきゅうさん)と言う、とんちで評判の小僧さんがいました。
     その一休さんが、大人になってからのお話です。

     ある年の春、ある村人が、捕まえた一匹のサルを殴りつけていました。
    「これこれ、どうしてサルを殴るのだ?」
     一休さんがたずねると、村の男はなおもサルを殴りながら、
    「このサルが、うちの畑を荒らしたのです」
    と、言います。
    「なるほど。
     しかしサルも、じゅうぶんに反省したはず。
     荒らされた畑の作物はわたしが買い取るから、そのサルを許してはもらえないだろうか」
    「はあ。お坊さんが、そう言うのなら」
     一休さんは男にお金を渡すと、サルを逃がしてもらいました。
     サルにも助けられた事がわかるのか、サルは山へ逃げる前、一休さんに何度も頭を下げました。
    「うむ。元気でな」

     それから何日かしたある日の夕方、一休さんがお寺の縁側(えんがわ)から夕焼けにそまる山々の景色(けしき)をながめていると一匹のサルがやって来て、葉っぱに包んだ物を差し出しました。
     そのサルは、この前に一休さんが助けたサルです。
    「おや、これをわしにくれるというのか? ありがとう」
     サルの手から葉っぱの包みを受け取った一休さんが包みを開けてみると、中にはまっ赤にうれた野イチゴが入っていました。
    「ああ、これはおいしそうだ。・・・ちょっと、お待ちなさい」
     一休さんは布袋にいり豆を入れてやると、サルはそれを受け取ってお寺の裏山へと消えていきました。

     次の日、サルは昨日の布袋を一休さんのところへ返しに来ました。
    「わざわざ持って来るとは、かしこいサルじゃ」
     一休さんがサルから布袋を受け取ると、布袋の中に何かが入っていました。
     一休さんが取り出してみると、中にはおいしそうなクリの実が入っています。

     再び裏山へ帰って行くサルに、一休さんは満面の笑みを浮かべました。
    「恩と言う物を、よく知ったサルじゃ。
     人間には恩知らずな者もいるが、その様な人間はサルにもおとるといえるなあ」
     それからのち、一休さんは若いお坊さんたちにこのサルの話しを通じて、恩という物の大切さを語ったという事です。
       おしまい






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