2020年11月



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    日本の民話 第444話  不思議な火鉢



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     むかしむかし、沖縄に、とかしきぺークーという、とんちの名人がいました。

     沖縄は冬でも暖かですが、この年の冬だけは特別に寒くて、誰もが寒さに震えていました。
     しかしぺークーは火ばちを持っているので、この寒さでも平気です。

     ある日の事、村のお金持ちの旦那がペークーの家にやって来て、火ばちを見つけました。
    「ほほう。火ばちとは、珍しい物をお持ちですな」
     旦那はしきりに火ばちをながめて、とても欲しそうにしています。
     それを見て、ペークーは考えました。
    (こいつはうまくすると、旦那にたかれるぞ)
     ペークーは、旦那に言いました。
    「よければ、火ばちを差し上げましょうか?」
    「本当ですか?」
    「ええ、もちろんです。ただ、この火ばちは不思議な火ばちで、誰にあげてもじきに戻って来るのですが」
     ペークーは意味ありげに言いましたが、旦那はそれに気づきません。
    「いやー、この寒さに困っていたんだ。それでは、ありがたくいただきますよ」
     旦那が火ばちを持って帰ろうとすると、ぺークーが言いました。
    「旦那。大事な火ばちをあげたのですから、わたしが遊びに行った時には、ごちそうしてくださいよ」
    「もちろんですよ。ごちそうしますから、いつでも遊びに来てください」
     旦那はそう答えると、喜んで帰りました。

     さて、ぺークーはその日からさっそく、旦那のお屋敷へ出かけました。
    「おおっ、良く来てくれたね。まあ、ゆっくりしてくれ」
     旦那は約束通り、ペークーをお酒や料理でもてなしました。
     しかしそれから一日に三回、ご飯の時間になるとペークーは旦那のお屋敷へ出かけて行って、飲んだり食べたりするのです。
     これにはさすがの旦那も、困ってしまいました。
    「ペークーのやつ、遠慮もせずに毎日毎日来やがって。
     このままでは、屋敷がつぶされてしまうぞ。
     ・・・もったいないが、火ばちはぺークーに返そう」
     旦那はぺークーの家に、火ばちを返しに行きました。
     するとペークーは、わざとらしく言いま
    「本当に、この火びちは、誰にあげてもすぐに返ってくるな」
       おしまい








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