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1 ばーど ★ :2020/03/19(木) 07:36:04.90

ウグイス嬢事件 案里氏は全裸で克行氏は転倒…河井夫妻の抵抗劇

 自民党本部の4階にある幹事長室の電話がけたたましく鳴ったのは、今月4日のことだった。対応したのは林幹雄(もとお)幹事長代理(73)。受話器の向こうからは、女性の声が聞こえた。雲隠れを続けていたハズの河井案里参院議員(46)である。
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 普段は携帯にかかってくるという案里氏からの電話の内容に触れる前に、まずはここに至るまでの、案里氏と、夫の河井克行前法相(57)の周辺に起きた出来事を振り返っておこう。

 発端は昨年7月の参院議員選挙。案里氏の陣営が、選挙カーに乗るウグイス嬢に違法な金額を払っていたのだ。

「昨年10月には、克行氏が法相を辞任。夫妻はその後の臨時国会を欠席し、固く口を閉ざして雲隠れを続けた。ところが、今月3日、夫妻の公設秘書ら3人が広島地検に逮捕され、東京の議員事務所にも捜査の手が伸びたのです」(政治部記者)

 検察がついに本腰を入れた。多くのメディアがそう報じたが“検察の本腰”とはそんな生易しいものではなかった。

「秘書らが逮捕された3日深夜、東京のホテルニューオータニに広島地検の検察官や事務官10名ほどが現れたのです」

 そこに泊まっていたのは、ほかならぬ河井夫妻で、

「2人は地元事務所にまでガサが入ったと聞き、ホテルの一室に身を隠していた。しかし、地検はその潜伏先を突き止め、強制捜査をかけたわけです」
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■検察官の前で全裸に? 

 客室周辺はたちまち大騒ぎとなった。

「地検は令状を提示してドアを開けるよう申し入れたものの、夫妻は“弁護士と相談する”とドアにチェーンをかけて応じなかった。すると検察官らはそのチェーンを切って部屋に雪崩れ込んだ。部屋の中は乱闘同然となり、克行氏は検察官とともに転倒して負傷。結局、抵抗も虚しく、2人は携帯電話を押収され、ガサ入れは終わりました」

 案里氏が幹事長室の電話を鳴らしたのはその翌日。

「携帯を押収されたため、番号の分かる幹事長室に電話をしたのでしょう。怒り心頭に発した案里氏は、対応した林幹事長代理にコトのあらましを捲(まく)し立てた。“調べるならどうぞ”と言わんばかりに検察官らの前で服を脱ぎ、全裸になったとまで話したそうです。案里氏はプライドからか、自分から*やったという口ぶりだったと言いますが、実際は、携帯電話の提出を渋ったために、意に反して下着まで脱がされたのでしょう。林氏も、さすがに検察はやりすぎだと、彼女に会見を開くよう勧めたとか」

 異例の強行に踏み切った広島地検。その裏にあるのは検察内部の暗闘だという。

 法務省関係者曰く、

「安倍政権は1月に“官邸の守護神”こと黒川弘務東京高検検事長(63)を検事総長に抜擢しようと、閣議決定で定年を延長した。この前代未聞の措置は、その座を譲らなかった稲田伸夫検事総長(63)への当て擦りにほかなりません」

 今回の一件は、そんな稲田氏からの官邸に対する意趣返しというワケだ。

「昨年末に東京地検特捜部が秋元司衆院議員を立件したときですら、気を使って会期中は避けた。それに、捜査が必要でも、現役の国会議員に対しては、弁護士を通じて任意聴取に応じてもらい、手荒な真似はしないと根回しをするのが通例です。本来、血気盛んな現場の検察官たちを宥めるのが上級庁の役目。ところが、トップの稲田さんは不敵に笑うばかりです」

 かくも恐ろしい権力闘争の行く末やいかに……。

「週刊新潮」2020年3月19日号 掲載

3/19(木) 5:59 デイリー新潮
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20200319-00613587-shincho-pol

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