2021年7月15日韓国・聯合ニュースは「西洋・日本の古地図にも『独島(竹島の韓国名)は韓国領土』…独島財団が公開」と題する記事を掲載した。

記事によると、慶尚北道(キョンサンブクト)の支援機関である独島財団はこの日、竹島が韓国領であることを証明するため18世紀の欧州と日本の古地図20点余りを公開した。

今回公開された地図の中には、先月13日にスペインで公開された「朝鮮王国全図」(1735)、イエズス会の情報に基づいた「タタール中国地理学地図」(1749)、「広東、遼東及び朝鮮全図」(1750)など、18世紀に西洋でつくられた古地図10点が含まれている。また、日本の外務省が竹島領有権主張の証拠として提示した「日本輿地路程全図」(1846年版)が「ねつ造された地図」であることを明らかにするため、1779年版(初版)と官許版(1791版、1811版、1833版、1840版)、ねつ造版(1844版、1846版)など、日本で作られた古地図13点も公開したという。

財団は「改正日本輿地路程全図」の第1~5版をすべて公開し、韓国領土という証拠資料を提示。「長久保赤水は1775年、江戸幕府に自身が描いた新刻日本輿地路程全図 の官許を申請したが、鬱陵島・独島が日本領土と表示されているという理由で断られた」としている。その後、1778年にはこの2つを日本領土であると表記せず、経度・緯度線の外に描いた「改正日本輿地路程全図」を製作し、許可を受けたという。これについて、財団は「江戸幕府が安龍福の鬱陵島争界を確認し、独島を朝鮮の領土と認めたことを明確に示す証拠」としている。

財団の申舜シク(シン・スンシク)事務総長は、「古地図を通じて、すでに世界の人々は独島が大韓民国の領土であると認識していたということを知らせていきたい」と述べたという。

これを受け、韓国のネット上では「日本はもう諦めて。独島は昔も今も、そしてこれからも韓国の領土」「どれだけ証拠を見せなきゃならないの?」「独島が韓国領だという証拠資料はあふれている。日本が見て見ぬふりをしているだけ」など日本への批判的な声が上がっており、「領土を守るために、韓国は力をつけなければならない」「全世界にこれらの地図を公開・展示し、二度と日本が歴史を歪曲(わいきょく)できないようにして」と国力増強の必要性を説く声も上がっている。

そんな中、あるユーザーからは「日本が本当に知らないとでも?韓国の親日派が勢力を拡大してるから、主張を強めているのだろう」という指摘も寄せられている。(翻訳・編集/松村)

15日、韓国・聯合ニュースは「西洋・日本の古地図にも『独島は韓国領土』…独島財団が公開」と題する記事を掲載した。写真は竹島。


(出典 news.nicovideo.jp)


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