スポーツ【野球】


     球団社長の謝罪コメントよりも響いたのではないだろうか。

     8月31日セ・リーグ首位攻防戦の舞台となった岐阜・長良川球場で巨人が快勝し、岐阜県出身の吉川尚輝内野手お立ち台に呼ばれた。しかし、中田翔内野手にとっても、忘れられない一戦となったようだ。

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     移籍後初のマルチを決めたからではない。原辰徳監督に一喝されてしまった。

     1点を追う4回裏、ウィーラーがレフトヒットを放った。二塁走者の中田は三塁ベースを回ったところでストップし、帰塁した。その瞬間だった。原監督が怒鳴った。マスクをしていたせいか、言葉は聞き取れなかったが、中田の方を見ながら右腕を右から左に大きく動かしていた。「ホームイン、できただろ?」のアクションだ。

     「次打者がレフト後方に犠牲フライを上げ、中田はヘッドスライディングでホームインしました。主力クラスの選手が必死なプレーを見せたので、ベンチは盛り上がりましたが」(スポーツ紙記者)

     原監督に怒鳴られ、中田も「ホームインすべきだった」と後悔したのだろう。ヘッドスライディングは、その反省を態度で示したものだ。

     中田の“走塁ミス”について確認してみたら、こんな声も聞かれた。
     「三塁コーチャーの後藤孝志野手チーフコーチが『ストップ』の指示を出してきました。だから、中田はホームインしようとせず、三塁に帰塁したんです」(球界関係者)

     しかし、原監督の怒声はやはり中田に向けられていたようだ。
     「いや、中田は全力疾走していませんでした。後藤コーチはそのスピードでは間に合わないと思ったから、止めたんです」(プロ野球解説者)

     ベテランと呼ばれる年齢になると、走塁で手抜きをすることも多くなる。「怪我防止」ということで首脳陣も黙認しているが、中田はまだその年齢ではない。気がつかないうちに手抜きを覚えてしまったのだろう。

     試合後、原監督は4打数2安打と活躍した中田の打撃と、本塁へのヘッドスライディングについて質問を受けた。

     「まあ、気持ちの出ている人だから。走塁も含めて、良いと思います」

     ヘッドスライディングの前の「三塁帰塁」については言葉を濁した。しかし、手抜きは許さないとする気持ちは中田本人に伝わったはずだ。

     「移籍してきた直後、全力疾走しなかったことがありました。その時は何も言われませんでしたが、2度目は許さないと決めていたのでは。だから、試合中にも関わらず、原監督は大きな声を上げたんだと思う」(前出・同)

     奇しくも、同日の試合前、古巣・日本ハムの川村浩二球団社長が中田の一連の暴力行為を改めて謝罪し、球団の対応も適切ではなかったとして頭を下げている。

     原監督のように凡ミスには一喝し、それを取り戻そうとした次の全力プレーについては称賛する。それで良いのではないだろうか。セ・リーグは混戦が続いている。覚醒した中田がキーマンになりそうだ。(スポーツライター・飯山満)

    中田翔(写真は日本ハム時代)


    (出典 news.nicovideo.jp)


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