事件・事故



    【関係者、今回のRIZIN八百長疑惑によるイメージダウンは大きい 他の試合も、という疑念も持たれた 今後存続の危機に陥る可能性も・・・・・】の続きを読む


     先日、始発電車で移動中に怖いものを見た。

     土曜日の早朝ということもあってか、乗客は飲み会帰りと思しき人々がほとんどで、車内にはムンとした酒の臭いが充満していた。緊急事態宣言が明けた喜びでタガが外れるほど飲んだのか、座席を3、4人分占領して靴のまま横になっている若者、それを睨んでいる初老の男性、かなり酔っているのか、足を大きく開いて前のめりの姿勢で眠り、ボサボサになったロングヘアで顔がすべて隠れてしまっている若い女性など、様々な酔い方をしている人で車内はあふれていた。しばらく歩いていると、比較的空いている車両にたどり着いたので、端から2番目の席に腰を下ろした。

    足を伸ばして豪快に眠る女性

     左隣には眠っている女性、右隣にはひとつ空席がある席を選んだが、発車間際に乗り込んできたサラリーマン風の男性がその席に座り、時折こくりこくりと首を揺らしはじめた。たまに私の肩に頭が当たることもあったが、本人が「すみません」と謝り、なんとかそれを抑えようと眠気と戦っているのがわかったので、それ以降は特に気にしないようにした。

     斜向かいの座席で眠っている、足を伸ばしきって通路に放り出し、かろうじて上半身だけを座席に乗せた状態で腕を組み、いびきをかくスポーティーな格好の若い女性が目についた。とっさに「直線」と思った。頭から足までがほぼ直線になっていて、床から約45度の角度を保っていた。彼女の両隣には誰も座っておらず、左側の空席には、彼女のものと思われるバッグが置かれている。

     あの体勢はつらくないだろうか、と思いながら電車に揺られていると、2駅ほど先で、これまたお酒を限界まで飲んだのであろう40歳前後の男性が乗り込んできて、直線の女性の右隣にどっかりと座り、すぐにぐうぐうといびきをかき始めた。私は電車で寝ることができない体質なので、眠気はあったが時間を持て余してしまい、音楽を聴きながら窓の外の景色を眺めたり、ぼうっとしたりして目的地までの長い時間を過ごそうとしていた。

    女性がポケットからスマートフォンを取り出し……

     事態が変わったのは、さっきの泥酔した男性が乗り込んできた数分後だっただろうか。コクリコクリと首を大きくグラグラさせる男性に気付き、直線の女性が目を覚ました。女性は男性をまじまじと見ながら、座席に大きく沈み込んでいた体を起こして体勢を整えたので、もう直線ではなくなった。

    「ここで吐かれたりしたらどうしよう、と思っているのかな」と思いつつ動向を見守っていると、元直線の女性がポケットからスマートフォンを取り出し、何か操作をしているように見えた。その間、俯いた男性の顔をチラチラと何度も見ていて、男性が自分の頭がガクンとなった衝撃で一瞬目を覚ましたとき、元直線はスマートフォンの画面が男性に見えないよう、サッと自分の胸元まで引いた。そしてまた男性が眠ったのを確認すると、スマートフォンを男性の顔が写るように向け始めた。

     状況から察するに、おそらく男性の寝顔を撮影して、誰かに送信するか、SNSにあげているのだとわかった。

    もしかして、二人は知り合いなのではないか」

     元直線は、男性とスマートフォンの画面を交互に見ては「ぶふっ」と吹き出したり、ニヤニヤ笑ったりしていた。盗み見るつもりはないのだけれど、元直線が眠っている男性と一緒に、満面の笑みでピースしながら自撮りをし始めたので、その異様な光景に目を奪われ続けてしまった。男性は電車の揺れに合わせて頭をグラグラし続けていたが、自撮りのために男性の体に近づいた元直線の肩に頭がフィットしたのか、そのまま心地好さそうに眠っている。

     元直線はさらに自撮りを続け、だんだんと大胆な動作で男性の頭に自分の頬を寄せたり頭をくっつけたりして、さもカップルであるかのような写真を次々に撮影している。愛しげに頭を寄せ合う二人に、ふと「もしかして、二人は知り合いなのではないか」という考えが頭をよぎった。乗車してきた駅が違うだけで、実は車内で待ち合わせをしていた可能性も否定できない。

     さっき、私は元直線の女性の動向に良からぬ予感がしたので、楽しげに自撮りをしている彼女と眠っている男性の姿を、何かあったときのためにこっそりと動画に収めておいた。本来するべきではないが、もしこの後、男性が何か事件に巻き込まれたら、この動画が役に立つかもしれない。そう思って録っておいたのだが、もしもこの二人が知人同士であれば、私の考えは完全に杞憂であり、動画は削除すべきだと思った。

    「元直線」はさらに不穏な動きを……

     自撮りを始めて20分ほど経過し、元直線が飽きた様子を醸し出し始めたころ、事態はまた不穏な方向に動き始めた。男性が熟睡しているのを確認すると、元直線はキョロキョロと周りを見回すそぶりを見せた。目が合うのを避けるため、私はふっと視線を下げた。車両にいるほとんどの人が眠っているのを確認したのか、元直線はそっと男性の腕を掴んだ。

     私は念のため、イヤホンを外した。掴まれた男性の腕は、ゆっくりと慎重に、元直線の腰から尻付近に誘導されていく。男性が起きる様子はない。元直線はそのまま男性の手を、自分の腰と座席の背もたれ部分で挟むようにモゾモゾと体を動かしている。

     そして電車が駅に停車するタイミングで、元直線は男性の頭を迷惑そうに肩で小突き、さっき自分の腰に回した男性の腕を掴み、男性の肩あたりをバンバンバン!と激しく叩きはじめた。突然叩き起こされて状況を理解できていない男性に対して、元直線は何かを話している。最初の方はよく聞き取れなかったが、男性の腕を引っ張りながら「触りましたよね、降りて駅員さんのところに行きましょうか」と言っているのが聞こえた。

    もし男性が引きずり降ろされるようなら

     やはりこれは、痴漢の偽装工作ではないか。元直線は立ち上がって男性の腕を引っ張り、無理やり開いているドアから駅のホームへと降車させようとしている。周りにいる人はまだ大半が眠っていて、何が起きているのか把握していない様子だった。もし男性が引きずり降ろされるようなら、私もここで下車して、駅員に先ほどの動画を見せながら一部始終を説明して、彼の無実を証明しなくてはならない。

     そう思って腰をあげようとした瞬間、男性が「ぶあっ!」と大きく声をあげた。おそらく無意識にだろうが、一瞬ひるんだ元直線の腕を振り払い、自分が座っていた座席に再度どっかりと腰を下ろすなり「目覚めた! 大丈夫! ありがとうございます!」と呂律が回らないながらもそう言った。どうやら、酔っている自分を介抱してくれているものと勘違いしているらしい。開いていたドアが閉まり、何事もなかったかのようにまた、電車は動き出した。

    被害に遭った男性は泣き寝入りせざるを得ないであろう

     再び眠り始めた男性を、立ったままの元直線が口を開けて見下ろしている。顔面に大きく「落胆」と書いてある気がした。元直線はため息交じりに座席に座り、つまらなさそうに腕を組んでまた頭を垂れて眠り始めた。それから彼女が電車を降りるまでの10分ほど、また何かあるのではないかとヒヤヒヤしつつ見守っていたが、幸い男性はパーテーションに頭を預けて眠っており、元直線もまた、再び何かを仕掛けることはなく数駅先で電車を降りていった。

     仕事関係の知人男性にこの話をしたところ「本当に怖い、二度と電車で寝ない」と怯えていて、近くにいた同僚男性を呼び止めてまで注意喚起と、周知徹底に努めていた。痴漢の偽装工作をして男性を脅し、金銭を要求する事件があるのは以前から知っていたが、今回それを目の当たりにしたことで、事件化して報道されるのはほんの一部であり、多くの場合は被害に遭った男性は泣き寝入りせざるを得ないであろうことが身に沁みてわかった。女性である私も含めて、誰しも他人事ではない、と思う。

     痴漢の偽装工作にはこうした手口がある、ということだけでも知ってもらえれば幸いである。

    (吉川 ばんび)

    ©iStock.com


    (出典 news.nicovideo.jp)


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    質問すれば基本的に何でも答えてくれるスマートスピーカーは、子ども好奇心を満たしてくれるものだ。しかしこのほどAmazonの「アレクサ(Alexa)」が、10歳の少女に重大な事故に繋がりかねない危険な遊びを提案したことが発覚し物議を醸している。近年AIの精度は高まってきているものの、完全に信頼を置くにはまだ早いのかもしれないと感じる出来事を、『Fox News』などが伝えた。

    アレクサの危険な提案に気付いたのは、アメリカ在住のクリスティン・リヴデイルさん(Kristin Livdahl)だ。クリスティンさんは先月26日、天気が悪く10歳の娘が外で遊ぶことができなかったので、アレクサに“家でできるチャレンジ”を聞き、体育教師がYouTubeで公開している内容を真似て遊んでいた。

    楽しくなってきた娘は他のこともやってみたくなり、アレクサに「他のチャレンジを教えて」と尋ねた。するとアレクサは「ウェブで見つけたものです」と返事をし、チャレンジの内容をこう伝えたのだ。

    スマホ充電器をコンセントに半分ほど差し込み、ペニー硬貨で露出したプラグ部分に触れてください。」

    これは1年ほど前にTikTokで流行っていた「ペニー・チャレンジ」や「コンセント・チャレンジ」などと呼ばれる危険な行為だ。硬貨のような金属は通電してしまうため、コンセントに半分差した状態の充電器のプラグ部分に触れてしまえば、火花が飛び散って火災が発生することもある。

    このチャレンジSNSで横行していた2020年1月に、その危険性を示したニュースも話題になっていた。そこには実際にこのチャレンジで発火した時の写真が掲載されており、コンセントと壁が真っ黒に焦げていた。

    今回アレクサがこのチャレンジを提案した時、クリスティンさんがそばにいたので娘は挑戦せずに済んだという。「私は賢いからそんなことしない」と娘は話していたそうだが、この行為の危険性を理解している10歳はそれほど多くないはずであり、親が近くにいなければ指示に従っていた可能性も高い。

    クリスティンさんがこの出来事をTwitterシェアすると、今月2日の時点で1.8万件の「いいね」が集まり、ユーザーからは「これはショッキングな出来事」「もしものことがあったら、アレクサを殺人罪で裁判にかけることはできるのかな?」「AIスピーカーに頼りすぎるのも考え物だよね」といったコメントが届いている。

    この騒動を受け、アレクサを提供しているAmazonヘルプサービス専用Twitterアカウントクリスティンさんに謝罪した。さらにAmazonは「顧客の信頼が私たちの活動の全てであり、アレクサは適切で役立つ情報をお客様に提供するようデザインされています。今回のエラーを認識して、すぐに迅速な対応を取りました」とコメントしており、同様のエラーが起きないように修正したことを公表した。

    なお過去には6歳女児がAIスピーカーでオンラインショッピングをしてしまい、1万8千円分も購入してしまったというケースが話題を呼んでいた。このように子どもでも簡単に操作できるからこそ、今回のような危険な事例に繋がりかねないことを頭に入れておきたい。

    画像は『Metro 2021年12月28日付「Alexa suggests lethal TikTok challenge to 10-year-old」(Credit: Unsplash)』『Our Community Now 2020年1月27日付「Watch Out, Parents―the Viral ‘Outlet Challenge’ Has Kids Doing the Unthinkable!」(Photo by Greg Smith)』『Kristin Livdahl 2021年12月27日TwitterOMFG My 10 year old just asked Alexa on our Echo for a challenge and this is what she said.」』のスクリーンショット
    (TechinsightJapan編集部 iruy)

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    (出典 news.nicovideo.jp)


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    昨年12月下旬、時まさに朝鮮労働党中央委員会第8期第4回総会を控えていた北朝鮮の首都・平壌で、金正恩総書記を批判する落書きが発見され、大騒ぎとなった。

    デイリーNK内部情報筋によると、落書きが発見されたのは12月22日のこと。午前4時20分ごろ、平川(ピョンチョン)区域在住のキムさんがパトロール中に、マンションの外壁に落書きがされているのが見つかった。それはこのようなものだった。

    金正恩の犬野郎、人民がお前のせいで餓死している」

    この「犬野郎」(ケーセッキ)という言葉は、朝鮮語のありふれた罵倒語であるが、神聖不可侵の存在である金正恩氏に対して使われたとなれば大変な政治的事件となる。

    この案件は非常通報体系に基づき、人民班長(町内会長)から地域の保衛員(秘密警察)に通報され、平川区域保衛部→平壌市保衛部→国家保衛省、つまり秘密警察のトップにまで報告された。その後、国家保衛省、市、区域の保衛部が総動員され、事件現場を封鎖し、落書きを消す作業を行っている。

    落書き一般人に見られることそのものが、金正恩氏の権威失墜につながると考えられており、口コミで広がれば市中に不穏な空気が流れる結果を生むからだ。

    今のところ犯人は捕まっていないが、逮捕されれば極刑は免れないだろう。2018年に発生した落書き事件では、犯人の朝鮮人民軍北朝鮮軍)の作戦局上級参謀の大佐ら2人が、自動小銃で公開処刑され、家族は管理所(政治犯収容所)送りとなっている。

    その後、平壌で同様の事件は起きていなかったが、12月17日金正日総書記の命日、24日の金正淑(キムジョンスク、金正恩氏の祖母)氏の生誕記念日、そして党の総会と、重要イベントが連続して行われる中で起きた今回の落書きを、当局は非常に深刻に受け止め、捜査を行っている。

    その一環として、平川区域保衛部は同月23日から、区域内の工場、企業所の労働者、学生に至るまで、筆跡と当日のアリバイについて調査している。これは、落書き事件が起きたときに必ず行われるものだ。

    平壌市内ではこの10年で、街頭の監視カメラが増えたため、遠からず犯人が捕まるのではないかとの見方もある。

    当局は、市民の政権への忠誠度も高く、食糧配給も地方よりは多く行われている平壌で、落書き事件が起きたことで、より状況の悪い地方でも同様の事件が起きるのではないかと懸念しているとのことだ。

    最近の例を挙げると、2020年9月に平安南道(ピョンアンナムド)の落書きは殷山(ウンサン)「人民を搾取し、たらふく食べて裕福に暮らす党幹部を打倒しよう」との落書きが発見されている。

    実際は、他にも同様の事件が起きている可能性があるが、当局は地域外に情報が漏れないように徹底統制するため、知られている事例はわずかに過ぎない。

    金正恩(キム・ジョンウン)氏(朝鮮中央テレビ)


    (出典 news.nicovideo.jp)


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