皇室


    秋篠宮家の長女眞子さんと小室圭さんが10月26日、結婚した。この結婚で眞子さんは皇籍を離れ、民間人となった。武蔵大学社会学部教授の千田有紀さんは眞子さんの結婚について、「皇室の今後を考えるうえで、非常に大きな意味がある」という――。

    ■心の病に苦しんだ皇室の女性たち

    眞子さまが結婚されて、小室眞子さんになった。おめでたいことだ。眞子さんの願いがかなって、よかったと思う。

    一連の騒動を振り返れば、自分の意思、恋愛で結婚相手を選んだ眞子さんのこの結婚は、皇室のあり方に大きな一石を投じたと言えるだろう。皇室という制度のあり方に、ここまで根本的な疑問が投げかけられたことは、これまでなかったのではないか。

    もちろんこれまでも、お世継ぎが問題になったことなどはあった。しかし、天皇皇后陛下に男のお子さんができなかったことは、いわば仕方のない事態であって、個人の意思でどうこうできるものではない。それに対して、眞子さんが自らの意思で結婚一時金を辞退し、降嫁したことがもたらす影響は、皇室の今後を考える際に、非常に大きな意味をもつ。

    そのことを象徴しているのが、眞子さんが患ったとされる複雑性PTSDだ。眞子さんは、「中学生のころから、身近な方々やご自身に対する誹謗中傷と感じられる情報を日常的に目になさり、精神的な負担を感じておられた」のだという。その頃から、結婚一時金を辞退することを考えていたというのだ。衝撃だった。

    なぜなら、上皇陛下と結婚された美智子さま、皇后の雅子さまが非常な苦労をなさって、それぞれ失語症や適応障害を患われたことは皆が知っている。女性が「民間から皇室に嫁ぐ」、しかも皇位継承者と結婚するのは、並大抵なことではないのだと思われてきた。

    ■「長男の嫁」と「次男の嫁」

    以前、「眞子さま駆け落ち婚で“母の評価”が逆転、紀子さまと雅子さまの『子育て』シーソーゲーム」でも書いたように、雅子さまがバッシングされている間、次男である秋篠宮家は相対的にうまくやっているように見えた。

    当時の皇太子妃殿下が長期の静養を続けており、いわゆる「人格否定発言」についてどう思われるのかという記者の問いかけに対して、秋篠宮は「少なくとも記者会見という場所において発言する前に、せめて陛下とその内容について話をして、その上での話であるべきではなかったかと思っております」と苦言を呈した。そのうえで、「東宮御所での生活の成り立ちに伴う苦労ですね、これは私はどういう意味なのか理解できない」と発言されている。

    つぎに「主に私というよりも家内に関係するのかなと思います」と水を向けられた紀子さまは、「結婚してからの生活は、新しく出会う務めや初めて経験する慣習などが多くございました。どのように務めを果たしたらよいか、至らない点をどのように改めたらよいかなど、不安や戸惑いなどもございましたが、その都度人々に支えられ、試行錯誤をしながら経験を積み、一つ一つを務めてまいりました」と述べたあと、上皇夫妻と秋篠宮に感謝を述べたが、雅子さまに対する同情や理解の言葉はまったくなかった。皇位継承の可能性が少ない宮家は、それ相応の苦労はおありでも、「長男の嫁」のようなプレッシャーは少ないのだろうなと推察した次第である。

    ■雅子さまに浴びせられた罵声

    一方、病気で御静養中だった雅子さまには、心無い言葉が投げつけられていた。お出ましのときに、「税金泥棒」という罵声が浴びせられたという報道には、さすがに胸が痛んだ。適応障害という心の病であるのに、「公務をしない」「ワガママ」といった批判が上がるのは、一線を越えて行き過ぎではないかとも思われた。

    察するに、中学生だった眞子さんは、こうした事態を目にして心を痛め、トラウマになったということなのだろう。一時金を辞退することを考えていたというのは、雅子さまに向けて発せられた「税金泥棒」という誹謗中傷が、心に刺さったのかもしれない。

    ■皇室と日本からの脱出

    皇族に嫁いだ女性たちのみならず、皇室に生まれて、何不自由なく暮らしているようにみえる女性皇族でさえも、複雑性PTSDなるほど辛い思いをしているという事実は、私にとっては大きな衝撃であった。眞子さんはもちろん小室圭さんを愛しているのだと思うが、それと同時に、なんとしても皇室を出たいという強い意志も感じた。これは、あながち間違いではないだろう。

    つまり、眞子さんの結婚をめぐる一連の動きは、皇太子妃時代の雅子さまバッシングにまでさかのぼることができる出来事だといえる。そう考えれば、眞子さんが、きらびやかな家柄や財力のある人ではなく、小室圭さんを結婚相手として選んだことは腑に落ちる。格式のある相手では、辛い現状は何も解決されない。普通の男性、しかし英語が堪能で、海外で暮らすことのできる能力のある相手と一緒に、眞子さんは日本から脱出したかったのだ。

    ■先例を作った眞子さんの結婚

    私たちが敬愛する皇室が、そこにいる女性たちが傷ついているという状況によって成り立っているとしたら、と考えてしまう。そして、ミーハーに皇室報道を楽しんでいること自体を非常に申し訳なく思う。

    今では、皇位継承者を育てている秋篠宮家も、大変な状態にある。皇族の方々には幸せに暮らしていただきたいのだが、現状の制度ではそれは難しいのだろうか。

    このような現状を踏まえれば、眞子さんが結婚一時金を辞退したことは、非常に大きな意味を持つ。今後、女性宮家を創設するにしろ、旧宮家の男性を復帰させるにしろ(民間人として暮らしていた方々が、いきなり皇族になれるのか、また国民が敬愛できるのかと問われれば、非常に非現実的な選択肢であるようにも思われるが)、これから結婚する女性皇族は、結婚一時金を受け取るのか辞退するのか、問われることになる。別の見方をすれば、眞子さんの結婚は、結婚一時金さえ受け取らなければ、(もし女性宮家が設立されるとしても)好きな相手と結婚し、そこから離脱することも可能になるという先例になるのではないか。

    女性皇族は、皇室のルールにのっとって結婚するか、しないか、それとも自由に離脱するのかを、結婚のときに選んでもいいのだという先例を、眞子さんのケースは作ったとも言えそうだ。

    現在26歳の眞子さんの妹、佳子さまを含め、今後の女性皇族は、どのような選択をなさるのだろうか。

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    千田 有紀(せんだ・ゆき)
    武蔵大学社会学部教授
    1968年生まれ。東京大学文学部社会学科卒業。東京外国語大学外国語学部准教授、コロンビア大学の客員研究員などを経て、武蔵大学社会学部教授。専門は現代社会学。家族、ジェンダー、セクシュアリティ、格差、サブカルチャーなど対象は多岐にわたる。著作は『日本型近代家族―どこから来てどこへ行くのか』、『女性学/男性学』、共著に『ジェンダー論をつかむ』など多数。ヤフー個人

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    結婚後、記者会見に臨む小室圭さん(左)と眞子さん=2021年10月26日、東京都千代田区 - 写真=時事通信フォト


    (出典 news.nicovideo.jp)


    <このニュースへのネットの反応>




    10月26日小室圭さんと小室眞子さんが結婚会見を開きました。異例づくめの結婚となったことで、今回の会見は国内外で大きな注目を浴びたのです。会見の内容と共に注目されたのが、お二人の左手薬指にはめられた結婚指輪です。いったいどこのブランドなのか、いつ購入したのかなど話題となっており、さっそく特定班が動く事態となったのです。

    小室眞子さん、小室圭さんの結婚指輪に注目が集まる

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    26日午後2時ごろ、秋篠宮家の長女である小室眞子さんと、小室圭さんの結婚会見が行われました。

    左手薬指にはめられた結婚指輪にも注目が集まり、「結婚指輪キレイだったね。」「左手には結婚指輪も見えてたし、会見もしっかりしていて偉いと思った。」「素敵な指輪。」と、ネット上にコメントが寄せられていました。

    太く、目立つ指輪だったことから、「ゴツいですね。」「デカイ指輪。」「どこのブランドですか?」との声も見られました。

    一体どこのブランドなのか、そして結婚指輪はいつ購入したのかについて、さっそく特定班が動き出したのです。

    結婚指輪、特定作業始まる

    お二人が結婚会見で付けていた指輪のブランドは、ティファニーカルティエ、ミキモトではないかと噂されています。

    指輪のブランドを公表していないことから、憶測の域は出ませんが、マルコムベッツではないかという声も見られました。

    また、結婚会見で付けていたペアリングは最近購入したものではなく、25歳の時に週刊誌に写真を取られた際、お二人がペアでしていた指輪ではないかと話題になっているのです。

    「交際中からのペアリングか、素敵だね。」「眞子さまの指輪、ずっと前からつけてるやつだね。」「婚約前からのペアリングだったのか。」とコメントも。

    交際中からつけていたペアリングを、結婚会見でも付けていたのではないかと憶測を呼んでいます。

    小室圭さんのお母さんである小室佳代さんの金銭問題の刑事告発など、気になることも多いと思いますが、お二人には幸せになってもらいたいと感じている国民も多いのではないでしょうか。



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    小室夫妻、結婚指輪がさっそく特定される事態に


    (出典 news.nicovideo.jp)


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    ■会見で両親への感謝の言葉はなかった

    小室眞子さんは会見で両親への感謝の言葉を口にしなかった。

    これが何を意味するのか、会見中継を見ながら考えていた。

    10月26日、午後2時。会見場に現れた2人は明らかに緊張していた。

    会場から見て向かって右に眞子さん、左に小室圭が座る。圭の目が落ち着きなく左右を見渡す。

    司会の声かけで眞子さんが話し始める。

    「現在、新型コロナウイルス感染症の影響が続き大変な思いをされている多くの方々にお見舞いを申し上げます」

    声は落ち着いている。

    「本日、皆さまにお伝えしたいことがあるため、このような場を設けました」

    型どおりの、私たちは今日結婚しましたというものではない。そんなことより大事なことがあるといいたいようだ。会場に緊張が走った。

    これまで皇族としての務めを果たそうと努力し、たくさんの方たちに見守られ、支えられてきましたと続ける。訪問した国々でも温かく見守ってくれた方々への感謝を述べる。

    前振りが終わって、「私と圭さんの結婚についてさまざまな考えがあることは承知しております」と本題に入る。静かに見守って下さった方々や「事実に基づかない情報に惑わされず、私と圭さんを変わらずに応援してくださった方々に感謝しております」とメディア批判に転調していくのだが、その前に、「私にとって圭さんはかけがえのない存在です。そして私たちにとって結婚は自分たちの心を大切に守りながら生きていくために必要な選択でした」と、2020年11月に公表した「お気持ち」の中でも強調していた結婚への強い意思を再び繰り返す。

    ■すべては私が考え、指示したこと

    小室圭に替わって、「私は眞子さんを愛しております」と堂々と宣言する。

    「一度きりの人生を愛する人と共に過ごしたいと思っています」として、これまでも2人で励まし合ってきた、その上で「このたびの結婚に関してご迷惑をおかけしてしまった方には大変申し訳なく思っております」と続けた。方々ではないから、これは母親の元婚約者へのおわびなのだろうか。

    眞子さんが引き取る。「これまで私が公に発言する機会は限られてきました」。ここから彼女がどうしてもこの場でいいたかったことが明らかにされると、期待感が膨らむ。

    そのために生まれてしまった誤解もあったとして、衝撃的な告白になる。

    婚約に関する報道が出て以降、さまざまなことがあったが、圭が独断で動いたことはない、すべては私が考え、指示したことだというのである。

    ■小室さんは皇室を離れるための“先兵”だった

    圭の母親の元婚約者への対応も、私がお願いした方向で進めてもらった。婚約延期後、小室圭が留学したことも、私がお願いしたことで、元々将来留学したいと考えていた圭に計画を前倒しにして、海外に拠点をつくってほしいと頼んだというのである。

    つまり、かなり前から、皇室を離れるためには結婚しかない、日本で暮らすのは嫌で、海外で暮らしたいと考え、小室圭を“先兵”として動かしていたというのだ。

    どんなことをしても皇室という籠の中から飛び立ち、一人の人間として生きたいという切実な思いがあったことを初めて吐露したのである。

    圭が独断で行動し、私の気持ちを考えていないという批判があったが、それは“誤報”だというのだ。

    「誤った情報がなぜか間違いのない事実であるかのように取り上げられ、いわれのない物語となって広がっていくことに、恐怖心を覚えるとともに、つらく悲しい思いをいたしました」

    小室圭は書かれた紙を目の前に掲げて読んでいるが、眞子さんは毅然(きぜん)として前を向き、時々下に置かれた文面に目をやる程度。

    ■「誹謗中傷で2人が心身に不調をきたした」と痛烈に批判

    ここで小室圭に再びチェンジ

    母親と元婚約者との金銭トラブルといわれている事柄に触れる。

    詳しい経緯は本年4月に公表した通りとした上で、元婚約者にはこれまでも折に触れて、お礼を申し述べていると、礼は失していないといいたいようだ。

    解決金については、母親が精神的な不調を抱えていて、元婚約者と会うことはドクターストップがかかっているため、「解決に向けて、私ができる限り対応したい。解決金を受け取っていただきたい気持ちは変わっていない」と話す。

    元婚約者からは、代理の週刊誌の記者を通じて前向きな返事をもらっているとしている。

    その上で、

    「この数年間誤った情報があたかも事実であるかのように扱われ、誹謗中傷が続いたことにより、眞子さんが心身に不調をきたしたことをとても悲しく思います。私の母も心身に不調をきたし仕事を辞めざるを得ない事態にまで追い込まれましたし、身の危険を感じながら過ごしています」

    あんたたちメディアが心ないでっち上げ報道をするから、2人は心身に傷を負ってしまったのだと、痛烈に批判する。

    会場にいたメディア、特に週刊誌記者などは、この言葉をどう聞いたのだろう。

    ■皇室との関係は一切断ちますと宣言したかのよう

    小室圭は「私は眞子さんと温かい家庭を築いていきたいと思います」、「これからもできる限りのことをして、眞子さんをお支えしていきたいと思います」と述べて眞子さんと交代する。

    眞子さんは、これから新しい生活を始めるが、また違う形での困難があると思うとして、「これまでもそうであったように2人で力を合わせて共に歩いていきたいと思っています」と話す。

    「これまで私たちが自分たちの心に忠実に進んでこられたのは、お互いの存在と、励まし応援してくださる方々の存在があったからです。今心を守りながら生きることに困難を感じ、傷ついている方がたくさんいらっしゃると思います。周囲の人の温かい助けや支えによって、より多くの人が心を大切に守りながら生きていける社会となることを心から願っております」

    こう結んだ。

    この後、事前に提出された質問に答える文書が取材陣に配られた。

    2人は顔を見合わせ、前を向いて一礼して戻っていった。
    2人の背に、記者たちからの祝福の拍手はなかった。

    最後に、秋篠宮と母親紀子さん、天皇皇后、上皇上皇后への感謝の言葉があれば、見送る記者たちの何人かは拍手をしたのではないか。

    まるで、皇室との関係はこちらから一切断ちますと宣言したかのようだった。

    ■一番大きな不安は「誹謗中傷がこれからも続くのではないか」

    眞子さんは、事前の質問に答えた文書の中でもこう書いている。

    「これからは、穏やかな気持ちで生活できることを期待しております。新しい環境に入るのですから不安は様々あります。一番大きな不安を挙げるのであれば、私や私の家族、圭さんや圭さんのご家族に対する誹謗(ひぼう)中傷がこれからも続くのではないかということです。私と圭さんが元皇族とその夫として皇室とどう関わっていくつもりかというご質問についてですが、私がお伝えできるのは、一人の人として、皇室の方々のお幸せをお祈りしたいと思っているということです。(小室眞子)」

    では、宮内庁が前日に質疑応答をなくす理由として挙げた、「質問の中に誤った情報が事実であるかのような印象を与えかねないものが含まれていることに強い衝撃を受けられた」「そのような質問が、カメラが入り多くの人に囲まれた会場で読み上げられ、それに対して口頭でお答えになることを想像するだけで、恐怖心がよみがえるという強い不安を感じられた」「以上のことから、口頭での質疑応答は不可能であると思われたものである」というのが具体的にどれを指すのか?

    それが日本雑誌協会からの2点の質問だったことが、後から配られた文書で判明する。

    質問は、小室さんの母親による遺族年金の不正受給疑惑と、眞子さんは小室圭が「フィアンセ」としてフォーダム大学に入学することを容認しておられたのでしょうか。

    なぜこのような「愚問」がチェックされずに眞子さんのところまで渡ってしまったのか、不思議でならない。これだけを見ても、眞子さんの周辺に信頼できる有能で誠実な人間がいないことが見て取れる。

    これに対して眞子さんは、怒りとともに激しく反論している。

    「この質問は、誤った情報が事実であるかのような印象を与えかねない質問であると思います。このような質問に会場で口頭でお答えすることを想像すると、恐怖心が再燃し心の傷が更に広がりそうで、口頭で質問にお答えすることは不可能であると思いました。誤った情報が事実であるかのような印象を与えかねない質問をいただいたことは、誠に残念に思います」

    さらに、インターネットの中の批判的な書き込みについては、こう答えている。

    「否定的な報道やインターネット上の書き込みについてですが、誤った情報が、なぜか間違いのない事実であるかのように取り上げられ、謂(いわ)れのない物語となって広がっていくことには、強い恐怖心を覚えました」

    ■メディアを痛烈に批判した「歴史的な会見」になった

    元婚約者の一方的ないい分がひとり歩きして、小室圭の母親は稀代の悪女に仕立て上げられ、その息子と結婚するお前も同じ人間だというようなストーリーが出来上がっていくことに、いいようのない深い悲しみと怒りを感じていたのだ。

    私も何度かここで、週刊誌を中心とした2人にまつわる報道は目に余ると書いたが、当人たちはペンの暴力以上の恐怖を感じていたのだろう。

    それが誹謗中傷という極めて強い表現になったのだと思う。

    この問題が一段落したら、雑誌協会は秋篠宮眞子さん報道の異常さを検証するための第三者機関をつくるべきである。

    そういう意味では、皇室を昨日の朝離れたとはいえ、皇室の人間が初めて公の場でメディアを痛烈に批判した「歴史的な会見」になった。

    だが、先日、医師が眞子さんの「複雑性PTSD」を公表した時もそうだったが、「言論を封殺するのか」と息巻いたり、ネットコメント欄には誹謗中傷の言辞が溢(あふ)れたりした。

    今回も会見のやり方が変更になったという速報が流れると、違反コメント数が基準を超えたことを理由にヤフーニュースコメント欄が非表示になった。

    会見後、そういう誹謗中傷が大好きな連中が自粛するとは到底思えない。SNSニューヨークにいても追いかけてくるから、2人が安穏な生活を送るにはしばらく時間がかかるかもしれない。

    ■両親は諸手を挙げて祝福しているとは思えない

    両親への感謝の言葉がなかったのはなぜか?

    秋篠宮と紀子さんが出した眞子さんの結婚についての「ご感想」も、全面的に2人の結婚を祝福するというものではなかった。

    「本日、私たちの長女眞子は結婚いたしました。最初に結婚をすることについて公表して以降、私たちにとって予期していなかった出来事が起こりました。このことについて、私たちの周りからも種々の示唆をいただくとともに、心配する声や反対する声が寄せられました。また、皇室への影響も少なからずありました。ご迷惑をおかけした方々に誠に申し訳ない気持ちでおります」(朝日新聞デジタル10月26日 14時59分

    おわびから入っている。

    「これからも、今までの気持を大切にして、二人で自分たちなりの形で、幸せな家庭を築いていってくれることを願っております」(同)

    という言葉はあるが、結びでも、

    「今回、皇室としては類例を見ない結婚となりました。しかし、そのような中にあっても静かに見守って下さった方々、そして直接的・間接的に応援をして下さった方々に深く感謝申し上げます」

    この文面を読む限り、両親が諸手を挙げて祝福しているとは思えない。

    秋篠宮夫妻が小室母子にいい感情を持っていないという週刊誌報道が何度も流れたが、やはり事実なのだろうか。

    これから新生活を始める2人にとって寂しい船出にはなったが、覚悟を決めて2人が選んだ道である。私は大きな拍手で2人の前途を祝福したいと思う。

    (文中敬称略)

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    元木 昌彦(もとき・まさひこ)
    ジャーナリスト
    1945年生まれ。講談社で『フライデー』『週刊現代』『Web現代』の編集長を歴任する。上智大学明治学院大学などでマスコミ論を講義。主な著書に『編集者の学校』(講談社編著)『編集者の教室』(徳間書店)『週刊誌は死なず』(朝日新聞出版)『「週刊現代」編集長戦記』(イーストプレス)、近著に『野垂れ死に ある講談社・雑誌編集者の回想』(現代書館)などがある。

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    結婚後、記者会見に臨む小室圭さんと眞子さん夫妻=2021年10月26日午後、東京都千代田区 - 写真=EPA/時事通信フォト


    (出典 news.nicovideo.jp)


    <このニュースへのネットの反応>




    image:秒刊SUNDAY

    元皇族の秋篠宮家の長女眞子さんと結婚した、小室圭さん。NYの司法試験を受けており、合格発表がされた模様です。しかしながらネットにその名前がなく、不合格となったのではないかという疑惑が持ち上がっております。はたして本当に不合格なのか、それとも何か別の問題なのでしょうか。

    合格発表サイトを確認してみると……

    合格発表は「Passing July 2021」に掲載されております。下記サイトより確認することができます。

    Passing July 2021 (K-L)

    https://www.nybarexam.org/EXJ21/KL210.html

    さて、小室圭さんが合格していれば(KEI KOMURO)の文字があるはずです。さっそく、祝い事をいち早く見てみたいと、はやる気持ちをおさえ、確認してみますと……。

    ない。なぜか「KEI KOMURO」の文字はありません。

    なぜなのか、これはもしかして不合格なのか。いやいやそんなはずはありません。アメリカの論文コンテストで優勝、小室圭さんは確たる実績があるはずです。もちろんNY司法試験のパスなど朝飯前……

    ではなぜ名前がないのか。もしかして「KOMURO」ではなく「COMURO」なのか。ということで「C」のページを見てみますと……。

    ありませんでした。

    ネットではこのとんでもない展開に衝撃を受けているようです。

    https://platform.twitter.com/widgets.js

    そもそもこのサイトが正しいものなのか、信憑性はあるのか。念の為確認してみたがドメインも正しく、由緒正しいサイトであることは確認できた。

    この件について、スポーツ紙「東スポ」も報じている。

    小室圭さん司法試験〝不合格〟か 合格者一覧に名前なし…NY生活に大きな狂い
    https://www.tokyo-sports.co.jp/entame/news/3758611/

    果たして今後、小室圭さん、眞子さんの生活はどうなってしまうのでしょうか。



    画像が見られない場合はこちら
    小室圭さん、NY司法試験不合格か!?ネットに名前がないと話題に


    (出典 news.nicovideo.jp)


    <このニュースへのネットの反応>




    秋篠宮家の長女、眞子さま小室圭さんが10月26日に結婚する。弁護士の堀新さんは「婚約内定からの4年にわたる騒動で、眞子さまに結婚相手を選ぶ自由がないことが露呈した。皇室に基本的人権がないことをしっかりと考えなければ、悠仁さまの結婚問題にも影響が出る」という――。

    ■もし眞子さまが一般国民だったら、誰が結婚に反対するのか

    眞子内親王(ここでは「眞子さん」と呼ぶ)と小室圭さんが10月26日に結婚します。ここに至るまで、2人の結婚に否定的な報道が繰り返されてきたことはご存じのとおりです。

    この記事では、いろいろなメディアがこれまで論じてきたのとは少々違う切り口で、この結婚問題を見てみましょう。

    まず、仮に眞子さんが皇族ではなく一般国民だったとしたら、どうだったでしょうか。

    小室さんとの結婚については、家族や知人友人には反対する人も、逆に賛成する人もいたでしょう。しかし見ず知らずの人から文句を言われることはありません。

    誰が賛成しようと反対しようと、結婚するにせよしないにせよ、最後は自分たちで決めるだけのことです。

    ところが眞子さんの場合はまったく状況が違っていて、賛否が国民的な議論になり、「眞子さまと小室さんの結婚に対して、賛成ですか、反対ですか」などという調査が今に至るまで各メディアで繰り返されてきました。

    この記事を読む方も自分なりの考えがあるでしょう。

    こういう状況が繰り返されてきたので、私たちの感覚もマヒしてそれが当たり前のように思ってしまっているのですが、ちょっと立ち止まって考え直してみましょう。

    ■赤の他人の結婚に賛成も反対もない

    そもそも他人の結婚に対して、「賛成」とか「反対」という発想をすること自体がおかしいと思いませんか。

    これについて一番素朴な説明としては「結婚しても幸せになれるかどうかわからない。自分の家族だったら反対する」というものでしょう。

    かしこの答えが既に矛盾を含んでいます。自分の家族や友人ならまだ賛成・反対を言うのはわからないでもありませんが、眞子さんはわれわれの家族なのでしょうか。

    まったくの赤の他人ではありませんか。

    ■まるで映画『トゥルーマン・ショー』のよう

    岸田文雄総理や菅義偉前総理がわれわれの家族でないのと同じように、眞子さんはわれわれの家族でもないし、知人や友人でもありません。眞子さんは私たちのことをまったく知らないのです。

    逆に私たちの方はもちろん眞子さんのことを知っていますが、これは眞子さんが映画『トゥルーマン・ショー』のように、生まれたときからメディアを通じて日本中の視線に晒されてきたからにすぎません。

    眞子さんが小室さんと結婚して幸せになれるかどうか、これは本人同士にしかわかりません。

    結婚してうまくいけば良し、うまくいかなかったとしても困るのは眞子さんであって、われわれ国民ではありません。

    ■結婚は公務ではなく私的な行為

    結婚に反対する論者たちは、「眞子さまは『公』よりも『私』を優先している」などと言って批判します。こういう言葉をメディアは無批判に垂れ流してきたのも記憶に新しいところです。しかしここでいう「公」とか「私」とは何でしょうか。

    皇族の仕事は「公務」と呼ばれて、各種行事に出席したり挨拶したりすることですが、眞子さんは小室さんとの恋愛や結婚に没頭して、このような公務をさぼったのでしょうか。そんな話は聞いたことがありません。

    これに対して結婚は公務ではなく、わかりやすくいえば、映画を見たり、食事をしたりするのと同じレベルで、あくまでも私的な行為です。

    もっとも男性皇族の場合は、皇位を継承する可能性がありますから、将来の皇后や皇太子妃になる可能性にふさわしい相手を選ぶのが望ましいとされるのもわかりますが、女性皇族は現在の制度によれば、結婚すれば皇族から離脱して一般国民になるだけですから、そのような考慮をする必要もありません。

    そうなると、眞子さんが小室さんとの結婚を進めたとしても、「『公』より『私』を優先した」などと非難されるいわれなどないことになります。

    ■「国民の心に寄り添う」という言葉の本当の意味

    これに対しては「小室さんとの結婚には反対や疑問を示す声が世間に多かった。世間の異論を無視して結婚するのはおかしい。皇族は国民の心に寄り添うべきだ」という主張も見られました。

    筋が通った意見のように思えるかもしれませんが、これもおかしな話です。

    国民がA氏と結婚するなといったらA氏との結婚をやめ、B氏と結婚しろといったらB氏と結婚するのが「国民の心に寄り添う」ことになるのでしょうか。

    女性皇族は結婚相手を自由に選ぶこともできず、いちいち国民の「心」とやらにお伺いを立てなければいけないのでしょうか。一見もっともらしい言い方ですが、極めて非人間的な発想に思えます。

    これは、現上皇が各地を積極的に訪問され、人々と触れあって声をかけたり挨拶したりしてきたことから「皇室は国民に寄り添うものだ」というイメージが強く形成されたことに関係があるとも言えるでしょう。

    しかし、被災地など各地の人々に触れあうことと、結婚に対する国民の賛否にいちいち合わせることとは、まったく別な問題です。

    ■なぜ皇族には基本的人権がないのか

    いずれにしても、今回の一連の騒動によって可視化されたのは、皇族がいかに自由がない生活を強いられているかということでした。

    この点について掘り下げたメディアはほとんどなく、大半の報道では、眞子さんが皇室と世間をいかに困らせているかという観点ばかりでした。今にして思えば非常に異様なことです。

    ここで「皇族の人権」について少し整理してみます。

    皇族の人権が一般国民と同じ扱いでないことは、選挙権・職業選択の自由・居住移転の自由がないことを考えてみればわかるでしょう。

    これについては憲法学で二つの考え方があります。

    一つは、皇族も国民の一員であって、原則として憲法上の権利を保障されているが、象徴天皇制を憲法が規定していることから、必要最低限の例外扱いが認められているだけだという考え方。

    もう一つは、皇族はそもそも国民とは別枠の身分であって、憲法上の権利の保障はなく、単に身分上の特権や義務があるだけだという考え方。

    ■基本的人権の制約は「最小限」であるべき

    どちらも成り立ちうる考え方ではあります。

    ただ、前者の説では、皇族の特殊な扱いはあくまでも必要最小限の例外でなければならないことになります。基本的人権は「最大限」に尊重されなければならないのですから、その制約は逆に「最小限」であるべきだからです。

    そうなると、場合によっては皇族の自由を制限しすぎる法令や取扱があれば、憲法違反の問題が起こる可能性があるということになります。

    一方、後者の説では、国民とはまったくの別身分で人権の保障がないのですから、皇族の自由をどこまで制限したとしても憲法違反の問題はそもそも起こらないという理屈になり、恐ろしく非人間的な結果になる恐れがあります。

    どちらの説にしても、皇族は人権という面で一般国民とは異なる扱いになります。ここで忘れていけないことは、皇族の人々はあくまで私たちと同じ、生身の現代の人間だということです。

    当たり前の話ですが、眞子さんは、平安朝の皇女でもなければ、明治や大正の宮中に生きる人でもありません。

    神話上の神武天皇以来2600年生きているわけでもなく、この現代の日本社会の中に生まれ、その中で30年生きてきただけの人間です。

    たまたま過去の天皇の子孫として生を受けただけで、経済的には困ることはなかったかもしれませんが、他の国民であれば保障されるさまざまな自由や権利のない、特別な扱いを受けてきたのです。

    ■男性皇族に嫁ぐことは人権を捨てることを意味する

    ここから深刻な問題が浮かんできます。

    女性皇族は男性と結婚して一般国民になるからまだ良いのですが、男性皇族と結婚する女性は、そのまま皇室入りすることになるので、一般国民としての人権の保障を失ってしまうのです。

    つまり女性が男性皇族と結婚するということは、人権を捨てることを意味するのですが、そういう人がそもそも現れるのでしょうか。

    女性の権利や平等がますます強調されるようになっている現在、逆に人権を捨ててまで男性皇族(もはや一人しかいませんが)と結婚してくれる女性がいるのでしょうか。

    このように人権という観点から考えると、皇室制度(天皇制)は、大きな困難と矛盾を抱えているのです。

    今回の騒動について「眞子さまの行動のせいで、皇室制度が危機に陥っている」という論者もいましたが、むしろ身も蓋もない言い方をすれば、「皇室制度のせいで、眞子さまの人権が危機に陥ってきた」という方が妥当なのではないでしょうか。

    いずれにしても眞子さんは10月26日、結婚して皇族の身分をはずれて私たちと同じ一般国民になり、自由や人権を手にします。

    この眞子さんが抜け出した世界、すなわち自分で選んだわけでもないのに生まれつき人権の保障のない特殊な扱いを受ける世界を、いつまで維持できるでしょうか。

    政府は有識者会議を設けて、皇位の安定的な継承について議論しているようですが、もっと根本的な問題があるのではないでしょうか。

    その答えを出すために、恐らく残された時間はそれほど長いものではありません。

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    堀 新(ほり・しん)
    弁護士
    1963年生まれ。1987年東京大学教養学部教養学科第三(相関社会科学)卒業。1987年株式会社東芝入社、主に人事・労務部門で勤務。2001年2003年、社団法人日本経済調査協議会に出向。2006年、司法試験に合格、2007年最高裁判所司法研修所にて司法修習。2008年弁護士登録。「明日の自由を守る若手弁護士の会」会員。主な著書に『13歳からの天皇制』(かもがわ出版)。

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    結婚を翌日に控え、上皇ご夫妻にお別れのあいさつをするため、仙洞仮御所を訪問された秋篠宮家の長女眞子さま=2021年10月25日午前、東京都港区 - 写真=時事通信フォト


    (出典 news.nicovideo.jp)


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